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今の家の近くでお寺を選びたい!お寺選びのポイント3つ
新たに檀那寺を選ぶときのポイント
「生まれ故郷は北海道で、実家の近くに檀那寺があった。でも自分は仕事で東京に出てきてしまい、北海道に戻る予定もない。東京周辺で、お付き合いを続けていける檀那寺を探している」……。
このような人もいるのではないでしょうか。
今回はそんな人のために、「新たに檀那寺を選ぶときのポイント」を紹介していきます。
お寺選びのポイントその1:実家と同じ宗派のお寺を選ぶ
新しく檀那寺を選ぶ場合は、実家と同じ宗派のお寺を選ぶようにするとよいでしょう。
「実家の檀那寺との関係は良好であったが、もう地元には戻れないのでお世話になり続けることは物理的に難しい」という場合は、実家の檀那寺にその旨を伝えましょう。このような理由での離檀はやむを得ないものですし、実家の檀那寺の方から「新しい檀那寺候補」となるお寺を紹介してもらえるケースもあります。
なお、新しい檀那寺を選ぶ際には「檀那寺から自宅までの距離」を考えることが重要です。実家の檀那寺に新しい檀那寺候補を紹介してもらう場合も、自宅の住所を伝えて、通いやすいところを選定してもらうようにしましょう。
紹介してもらった場合、実家の檀那寺から新しい檀那寺候補に簡単な申し送りが行われると考えられるため、移行も非常にスムーズです。
お寺選びのポイントその2:一度はご住職と直接話をしたい
「新しい檀那寺」を決める前に、まずは一度檀那寺候補のご住職と直接話す機会を持つようにしましょう。
ご住職も人間ですから、人間同士の相性というものがあります。
檀那寺は、一度決めてしまうと何十年もお世話になり続けることになる相手です。この段階で、「なんとなく相性が悪いように感じた」「契約ありきで話をされた」「居丈高な態度をとられた」などのようなことがあったのなら、ほかの檀那寺候補の元を訪れるのが良いでしょう。
なお、ある程度大きいお寺の場合、クチコミが寄せられていることもあります。この「クチコミ」は参考にはなりますが、最終的な判断は、あなた自身がご住職と会話をしてみてから下すべきです。
お寺選びのポイントその3:設備をみる
寺院の設備は、寺院ごとに大きく異なります。完全バリアフリー対応のお寺もあれば、車いすなどでは入りにくい寺院もあります。これらは単純に、「そのお寺が古いか、新しいか」だけで判断できるものではありません。
また、
- 駐車場はあるか
- トイレは和式か洋式か
- 水場はどこにあるのか
なども確認しておく必要があります。
なお、古い寺院は非常に魅力的なものではありますが、修繕費の寄付などを必要とする場合もあります。このような点も加味して選んでいくとよいでしょう。
檀那寺を変えるときには、勇気と下調べが重要です。一度決めてしまうと簡単には変更できないものですから、慎重に選んでいきたいものですね。