コラム No.053 「お正月にお寺に」はまだまだ少数派!〜修正会の啓蒙のすすめ〜

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「お正月にお寺に」はまだまだ少数派!

修正会の啓蒙のすすめ

「お正月のお参り」は、神社に行ってもお寺に行ってもいいものです。しかしほとんどの人は、神社に足を運んでいます。
その現状の把握と、修正会の啓蒙のすすめについてまとめます。

お正月にお寺に行く人の割合は、わずか4パーセント

2018年にウェザーニュースがとったアンケートはかなり大規模なものであり、9447人が回答しています。

このアンケートの内容は、「お正月の初詣はどこに行くか」を聞くものでした。

これによれば、64パーセントの人が「神社に行く」ということです。これだけを見ていれば、「それならばお寺は36パーセントか」と思ってしまいそうになりますが、実はこのアンケートで「初詣はお寺に行く」と答えた人の割合はわずか4パーセントにすぎません。ほかの33パーセントは「どちらでも構わない」としているだけで、お寺を支持する人の割合が非常に少ないことが分かっています。

人の信仰心に上下はありませんし、人の信仰心は縛ることのできないものであり、また縛ることが許されないものでもあります。しかしこの「4パーセント」という数字は、お寺を営む人にとって深刻な数字であることは事実です。

出典;ウェザーニュース「【初詣】神社に行くもの? それともお寺?」

修正会の啓蒙のすすめ

この状態に手をこまねいていては、来年~再来年のお正月も同じ事態に陥ります。「お正月に、私たちのお寺に参拝してほしい」と考えるのであれば、相応の働きかけが必要です。

お正月にお寺で行われる行事といえば「修正会」ですが、これを檀家さんなどに啓蒙していくのもその働きかけのうちのひとつです。言うまでもなく修正会は非常に長い歴史を持つ者であり、1450年以上もの歴史があります。大晦日からこの修正会に取り組むお寺も多いことでしょう。

ただ檀家さんのなかには、この修正会について知らない人も多いのではないでしょうか。檀家ではないお宅であるならばなおさらです。そのため、まずは公式ホームページなどで修正会を行っていることを告知して、一般参拝客も参加できることを伝えましょう。檀家さんなどには、直接はがきなどで案内してもいいかもしれません。お知らせのページ(はがき)には修正会の簡単な説明もつけておくとなおよいでしょう。

お寺が、ただ人を待っていればよかった時代はすでに終わりを迎えています。多くの人に教えを広めるためにも、ぜひお寺で行っているさまざまな行事を広くアナウンスしていってください。